2019/10/03
10月は1年で最も過ごしやすい季節かもしれません。一方で気温は確実に下がってくる時期になりますので、対応が遅れると風邪などで体調が崩しやすくなりかもしれません。また、台風が多く日本に近づいてくる時期もでもあります。9月の千葉での被害には驚きましたが、今月はどうか惨禍がなく無事にすごせますように。
<かぜ情報>
少しづつかぜは増えていますが、まだ多くはない状態です。マスコミでも報道されているように、乳幼児のRSウイルス感染が増えています。1歳以下の場合には特に注意が必要です。熱と咳がひどかったり長引いたりした場合にはまずはRSウイルスの検査を受けた方がいいでしょう。もし診断されてもインフルエンザのように特効薬はありません。慎重に経過をみさせていただきながら回復を待つのが基本ですが、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まってから細菌の二次感染による肺炎が減っているともいわれています。
<診療時間の変更予定のお知らせ>
来年(令和2年)4月より、水曜日と土曜日のいずれも午後の診療は中止とさせていただきます。
ただし、土曜日の午前からの診療は13:00まで延長いたします。どうかご周知くださいませ。
<10月22日の休診のお知らせ>
10月22日(火)は天皇の即位の礼の日となっており、学校や企業、多くの医療機関がお休みとなります。当院も休診とさせていただきます。
<院長早退のお知らせ>
学会、講演会などのため、
10月11日(金)および、10月18日(金)は18:30、
10月19日(土)は15:30、
10月26日(土)は14:00
で院長は早退させていただきます。前院長が代診いたします。
<糖尿病コーナー>
これから本格的な果物の季節です。でも、果物も食べ過ぎると血糖が高くなってしまうことは皆さんご存知だと思います。まだ「果物は健康にいい」というイメージをもっていて、あまり警戒せずに食べてしまう方も一方ではいらっしゃるでしょう。確かに果物によってビタミンや食物繊維を摂取することができますが、「糖質」もかなり多く含まれます。そこで、過度な糖質制限までは推奨しませんが、果物の糖質の量について確認させていただきます。糖質の種類にもいろいろありますし、他に含まれる食物繊維や脂質によって糖の吸収のスピードが変わるため一概には比較できませんが、単純に糖質の量を把握したり比較したりする習慣はつけておいた方がいいでしょう。ちなみに、角砂糖1個当たりの糖質の量は4gということをまず覚えておきましょう。さて、質問です。バナナ1本と柿1個ではどちらの方が糖質が多いでしょうか?答えは「ほぼ同じ」で、どちらも30g弱(25-30g)の糖質を含みます。角砂糖7個分くらいです。リンゴ1個はもっと多く、38g程度になります。また、みかん1個は10gです。つまりみかん3個と柿1個がほぼ同じ糖質です。またブドウ1房は25-30g、つまり柿やバナナと同じくらいになります。普通サイズのいちごは3個で5gくらいです。角砂糖と比較してみましたが、糖質を多く含む主食はどのくらいでしょうか。ご飯お茶碗普通盛りが約70g、コンビニのおにぎり1個が約35g、食パン六枚切りの1枚が30gの糖質にそれぞれ相当します。これらの数値から果物の糖質を多いと感じるでしょうか、それとも案外大したことないな、と感じるでしょうか。柿はこれから食べる機会が多くなるかもしれません。柿が大好物だという方も多くいらっしゃいます。好きなのでつい2個食べてしまう、ということはあるかもしれませんが柿2個をデザート、あるいは間食として食べた場合、1食分の主食を食べてしまったことと同じになります。これをどのようにとらえるかはまた人それぞれかもしれませんが、少なくともデザートや間食のレベルを超えてしまうと思っておいた方がいいでしょう。
<院長の日記>
先日、ある英語の試験を受けました(資格や入社のときにも参考にされる世界にも有名な試験です)。 今回初めてだったので、どの程度の点数になるか予測できる根拠は何もなかったのですが、およそこれくらいは取っておきたいな、と事前に想定していた点数にほんのわずかに届きませんでした。受験後の手ごたえはそれほど悪くなかったので結果をみてかなりがっかりしました。そもそも自分のなんらかの能力を数字で評価される体験は久しぶりだったので学生のときの記憶がよみがえりました。ちなみに医師国家試験や専門医試験などは「合否」で判断されますが点数は出ません。そして今回感じたのは、数字はとても厳しい、容赦ないなということでした。とにかく言い訳というか言い換えることができません。「よく頑張った」とか「惜しい」「まだまだ実力不足など」「結構できたほうではないか」など自分なりに解釈できますが、現実としての結果は数字ですので変えようがありません。予想より低ければそれまでで、つまり「予想より低い」という事実を受け入れるしかありません。ここでさらに感じたのは自分は糖尿病で受診される方に毎回、HbA1cや血糖の数字を伝えています。皆さんも結構気にされており、とういかこちらが気にするように仕向けてしまっているのですが、毎回一喜一憂されています。糖尿病とつきあっていくのは厳しいことともいえますが、あまり落胆されている方をみるとつい慰めたくなってしまいます。数字を相手につきつけておきながら矛盾した気持ちですが、やはり私も一人の人間ですので心が痛みます。これからもこのことは続けますが、一応私にも心情というものがあることはご理解くださいませ。ちなみに11月にまた英語の試験を受ける予定です。結局数字に挑むしかありませんね。
<かぜ情報>
少しづつかぜは増えていますが、まだ多くはない状態です。マスコミでも報道されているように、乳幼児のRSウイルス感染が増えています。1歳以下の場合には特に注意が必要です。熱と咳がひどかったり長引いたりした場合にはまずはRSウイルスの検査を受けた方がいいでしょう。もし診断されてもインフルエンザのように特効薬はありません。慎重に経過をみさせていただきながら回復を待つのが基本ですが、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まってから細菌の二次感染による肺炎が減っているともいわれています。
<診療時間の変更予定のお知らせ>
来年(令和2年)4月より、水曜日と土曜日のいずれも午後の診療は中止とさせていただきます。
ただし、土曜日の午前からの診療は13:00まで延長いたします。どうかご周知くださいませ。
<10月22日の休診のお知らせ>
10月22日(火)は天皇の即位の礼の日となっており、学校や企業、多くの医療機関がお休みとなります。当院も休診とさせていただきます。
<院長早退のお知らせ>
学会、講演会などのため、
10月11日(金)および、10月18日(金)は18:30、
10月19日(土)は15:30、
10月26日(土)は14:00
で院長は早退させていただきます。前院長が代診いたします。
<糖尿病コーナー>
これから本格的な果物の季節です。でも、果物も食べ過ぎると血糖が高くなってしまうことは皆さんご存知だと思います。まだ「果物は健康にいい」というイメージをもっていて、あまり警戒せずに食べてしまう方も一方ではいらっしゃるでしょう。確かに果物によってビタミンや食物繊維を摂取することができますが、「糖質」もかなり多く含まれます。そこで、過度な糖質制限までは推奨しませんが、果物の糖質の量について確認させていただきます。糖質の種類にもいろいろありますし、他に含まれる食物繊維や脂質によって糖の吸収のスピードが変わるため一概には比較できませんが、単純に糖質の量を把握したり比較したりする習慣はつけておいた方がいいでしょう。ちなみに、角砂糖1個当たりの糖質の量は4gということをまず覚えておきましょう。さて、質問です。バナナ1本と柿1個ではどちらの方が糖質が多いでしょうか?答えは「ほぼ同じ」で、どちらも30g弱(25-30g)の糖質を含みます。角砂糖7個分くらいです。リンゴ1個はもっと多く、38g程度になります。また、みかん1個は10gです。つまりみかん3個と柿1個がほぼ同じ糖質です。またブドウ1房は25-30g、つまり柿やバナナと同じくらいになります。普通サイズのいちごは3個で5gくらいです。角砂糖と比較してみましたが、糖質を多く含む主食はどのくらいでしょうか。ご飯お茶碗普通盛りが約70g、コンビニのおにぎり1個が約35g、食パン六枚切りの1枚が30gの糖質にそれぞれ相当します。これらの数値から果物の糖質を多いと感じるでしょうか、それとも案外大したことないな、と感じるでしょうか。柿はこれから食べる機会が多くなるかもしれません。柿が大好物だという方も多くいらっしゃいます。好きなのでつい2個食べてしまう、ということはあるかもしれませんが柿2個をデザート、あるいは間食として食べた場合、1食分の主食を食べてしまったことと同じになります。これをどのようにとらえるかはまた人それぞれかもしれませんが、少なくともデザートや間食のレベルを超えてしまうと思っておいた方がいいでしょう。
<院長の日記>
先日、ある英語の試験を受けました(資格や入社のときにも参考にされる世界にも有名な試験です)。 今回初めてだったので、どの程度の点数になるか予測できる根拠は何もなかったのですが、およそこれくらいは取っておきたいな、と事前に想定していた点数にほんのわずかに届きませんでした。受験後の手ごたえはそれほど悪くなかったので結果をみてかなりがっかりしました。そもそも自分のなんらかの能力を数字で評価される体験は久しぶりだったので学生のときの記憶がよみがえりました。ちなみに医師国家試験や専門医試験などは「合否」で判断されますが点数は出ません。そして今回感じたのは、数字はとても厳しい、容赦ないなということでした。とにかく言い訳というか言い換えることができません。「よく頑張った」とか「惜しい」「まだまだ実力不足など」「結構できたほうではないか」など自分なりに解釈できますが、現実としての結果は数字ですので変えようがありません。予想より低ければそれまでで、つまり「予想より低い」という事実を受け入れるしかありません。ここでさらに感じたのは自分は糖尿病で受診される方に毎回、HbA1cや血糖の数字を伝えています。皆さんも結構気にされており、とういかこちらが気にするように仕向けてしまっているのですが、毎回一喜一憂されています。糖尿病とつきあっていくのは厳しいことともいえますが、あまり落胆されている方をみるとつい慰めたくなってしまいます。数字を相手につきつけておきながら矛盾した気持ちですが、やはり私も一人の人間ですので心が痛みます。これからもこのことは続けますが、一応私にも心情というものがあることはご理解くださいませ。ちなみに11月にまた英語の試験を受ける予定です。結局数字に挑むしかありませんね。